福岡県嘉麻(かま)市で今年1月、生活保護を受けていた一人暮らしの女性(64)が、親族の男(26)らに暴行され、死亡する事件があった。県警などの調べで、男は約1年半前から生活保護費を取り上げていたことが分かった。唯一の収入源を絶たれた女性は自宅の電気やガスを止められ、餓死寸前の生活を送っていた。行政や地域は、女性の窮状に気付くことはできなかったのだろうか。
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中村さんが暮らしていた家。かろうじて水道は供給されていたという=福岡県嘉麻市 |
<事件の概要> 柳原孝幸被告(26)は今年1月5日、中村シマ被告(75)と一緒に、中村洋子さん(64)の胸や腹に暴行を加え、翌6日に死なせたとされる(傷害致死罪)。07年12月、中村さんの委任状を自ら記入して偽造し、生活保護費約9万円を嘉麻市からだまし取った疑い(詐欺容疑など)。 柳原被告は否認している。
中村さんの当時の体重は32キロで、やせ細った全身には、暴行によるとみられるあざが無数に残っていたという。
県警は1月末、2人を逮捕。3月には柳原被告を詐欺容疑などで再逮捕した。調べでは、同市内に住んでいた柳原被告はしばしば中村さん宅を訪れ、少なくとも06年秋から生活保護費(月約6万円)を取り上げ始め、昨夏からはほぼ全額奪っていたという。捜査幹部は「完全な金づるにしていた」と話す。
昨夏ごろ、中村さん宅ではガスが止められ、その後、電気もストップした。中村さんは何も食べない日が続き、体力が限界に達しそうになると知人に食べさせてもらったり、柳原被告がカップめんなどを与えたりしていたという。
柳原被告が奪い取った生活保護費は約100万円に上るとされる。外国人パブなどで遊ぶ金に使ったらしい。中村さんは知人に借金を頼んで回っており、捜査側は柳原被告が無理やり借金させた疑いもあるとみている。
事件が起きるまで、中村さんに救いの手が差し伸べられることはなかった。近くの女性は夜、真っ暗な家の窓からかすかに漏れる懐中電灯の光を見たことがあったが、近所付き合いはなく、それ以上は分からなかったという。民生委員も「情報網にかからなかった」と肩を落とす。
(asahi.comから引用 記事全文はコチラ→asahi.com)
大変許し難い事件が今年1月に起きていたんですね。
柳原孝幸被告は祖母に、中村シマ被告は妹に詐欺、暴行を加えていたなんて信じがたいことです。
>柳原被告がカップめんなどを与えたりしていたという。
はぁ!?おばあちゃんから奪った金だろうが!
>外国人パブなどで遊ぶ金に使ったらしい。
それで人を餓死させていいんか!
ほんとに突っ込みどころ満載のこの事件。
孫も孫なら姉も姉です。
最初は2人で言葉巧みに生活保護費を奪い取ったのでしょう。
そして、最終的には暴行、殺人・・・。
私は福岡を大変ご贔屓にしておりますので、このような事件が福岡で起きますと大変悲しいです。
皆様、家族は大切にしましょうね(゚Д゚ *)
いつも応援ありがとうございます。