中傷の親子に賠償命令
物損事故を起こした後、事故の相手側からインターネット上で実名や住所、電話番号を公開されるなどして名誉を傷つけられたとして、福岡県二丈町の住民が近所の親子に約570万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、福岡地裁であった。被告の親子は出廷せず、答弁書なども提出しなかったため、裁判官は請求事実を認めたとみなし、110万円の支払いを命じた。
判決によると、住民は昨年1月、乗用車の運転を誤って、親子が所有する建物に衝突させる物損事故を起こした。親子は同年5月頃、その建物の玄関に、住民の名前と住所、電話番号を記載した「地区住民の皆さんへのお願い」と題した紙を張り出し、「誠意のない対応を改めるよう、苦言を呈してほしい」などと呼び掛けた。
その後もネット上で住民の実名などを公開し、「恥じ入ることを知らない」「人として対応を間違えている」「建造物損壊罪で逮捕状を取るしかない」などと何度も中傷したという。
(3/19付 朝日新聞の29面より引用)
地元福岡県のニュースです。
これが記事の全文ですので詳しいことは分かりませんが、ポイントとしては・・・
①今回賠償命令を受けた「親子」は元々被害者だった。
②加害者の個人情報を張り紙、ネット上で公開して中傷した。
③これを受け加害者側が名誉毀損で訴えたが、「親子」は出廷しなかったので賠償命令の判決がでた。
個人情報の流出なんてものはもはや日常茶飯事と言って過言ではないでしょう。
焦点は「親子」が出廷しなかった点にあると思います。
出廷しなかった時点で責任放棄ですから、やっていた行為自体が単なる「嫌がらせ」だった証明になります。
嫌がらせと分かってやっていたのなら論外、もしそうではなかったのなら限度を超えた行為という別物になったのですが・・・。
自分を裏切ってはいけません。責任は持ちましょう。